
パナソニック 汐留美術館「吉田璋也のデザイン― 新作民藝運動がめざした未来」会場
今から約100年前、柳宗悦らによって提唱された「民藝(民衆的工藝)」の思想。その精神を深く継承し、実践者として駆け抜けた鳥取の医師・吉田璋也(1898–1972)の全貌に迫る展覧会が、東京で開催される。
吉田は、本業を耳鼻咽喉科の医師としながら、陶芸・木工・染織・金工などの分野で新しい民藝を自らデザインし、“民藝のプロデューサー”として活動。
陶芸家・河井寬次郎から「民藝の母」と称された彼は、地元の「牛ノ戸焼」の再興をはじめ、伝統的な手仕事を起点に現代生活にふさわしい日用品を数多く生み出した。
さらに、プロダクトの企画・デザインにとどまらず、販売拠点「たくみ工芸店」の設立や「鳥取民藝美術館」の開設、鳥取砂丘や仁風閣をはじめとする自然環境・文化財の保護運動まで、先駆的で多岐にわたる生活文化運動を展開した。
東京で「吉田璋也」の名を冠した展覧会が開催されるのは、今回が初めてとなる。展覧会では、吉田自身がデザインを考案した陶器や電気スタンド、木工家具などの「新作民藝」をはじめ、関連資料など総計約300点を展示。
「生まれ変わったら建築家になりたい」と語るほど空間構成に尽力した彼の理念を紐解くべく、会場内には「旧吉田医院」や「旧吉田璋也自邸」の一部分を原寸再現したコーナーも登場する。
「吉田璋也のデザイン― 新作民藝運動がめざした未来」はパナソニック 汐留美術館で2026年10月15日(木)~12月20日(日)に開催。入館料は一般 1,200円など。

パナソニック 汐留美術館「吉田璋也のデザイン― 新作民藝運動がめざした未来」会場

パナソニック 汐留美術館「吉田璋也のデザイン― 新作民藝運動がめざした未来」会場

パナソニック 汐留美術館「吉田璋也のデザイン― 新作民藝運動がめざした未来」会場

パナソニック 汐留美術館「吉田璋也のデザイン― 新作民藝運動がめざした未来」会場