スイスの映像作家オットマー・グットマンによって生み出されたストップモーション・アニメーション『ピングー』。1980年に原型となるテストフィルムが制作されてから2025年で45周年を迎え、現在もペンギンの男の子・ピングーと仲間たちが繰り広げるユーモラスな物語は、世界中で愛され続けています。
クレイモデルや制作資料、体験型展示などを通して、ピングーの多彩な魅力を紹介する展覧会が開催。東京国際フォーラムにオープンした新ミュージアム「YURAKUCHO MUSEUM」のこけら落とし企画です。

YURAKUCHO MUSEUM「可愛いだけじゃない!?ピングー展」会場入口
展示は、ピングーを「知る」イントロダクションから始まります。キャラクター紹介や作品の歴史を通して、世界中で愛されてきたピングーの歩みをたどります。
会場には、アニメーション制作で実際に使用された貴重なクレイモデルや制作資料も展示。ストップモーション・アニメーションならではの繊細な表現や、作品づくりの裏側に触れることができます。

ピングーを「知る」貴重なクレイモデルや制作資料

ピングーを「知る」貴重なクレイモデルや制作資料

ピングーを「知る」貴重なクレイモデルや制作資料
続いて、ピングーの多彩な魅力に出会える体験型展示です。喜怒哀楽の豊かな表情、クレイならではのユニークな動きや形、そして不思議と伝わる「ピングー語」など、作品の楽しさを遊びながら感じられる構成になっています。
ゲームに挑戦するような感覚で展示を巡ることで、ただ「可愛い」だけではないピングーの奥行きが見えてきます。子どもはもちろん、大人も思わず笑顔になるエリアです。

ピングーの「多彩な魅力に出会える」体験型展示

ピングーの「多彩な魅力に出会える」体験型展示

ピングーの「多彩な魅力に出会える」体験型展示
本展では、ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也とのコラボレーションも大きな見どころです。
Instagramフォロワー400万人を超える田中は、日用品を別のものに見立てたユーモラスなミニチュア作品で知られています。会場では、これまでSNSで発表されてきたピングー作品に加え、本展のために制作された新作も展示。ピングーの世界が、日常の小さな発見と結びつきながら広がっていきます。

ミニチュア写真家・見立て作家 田中達也さんとのコラボレーション展示

ピングーバルーン

YURAKUCHO MUSEUM「可愛いだけじゃない!?ピングー展」会場
クレイの質感、無国籍の言葉、家族や友だちとの関係性、そして身体の動きで伝えるユーモア。それらが一体となって、時代や国を超えて親しまれる世界をつくり出しています。
会場を巡ると、ピングーという作品が、単なるキャラクター人気にとどまらない魅力を持っていることが、よくわかります。
[取材・撮影・文:古川幹夫 / 2026年7月9日]
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