SOMPO美術館 50周年記念式典

50th ANNIVERSARY SPECIAL CEREMONY

2026年1月9日、SOMPO美術館において「開館50周年記念式典」が華やかに執り行われました。式典には新宿区の吉住健一区長をはじめ、美術界や地域社会から多くの来賓が出席。半世紀にわたる歩みを振り返るとともに、新宿の街に根ざした「美のランドマーク」としての決意を新たにする節目となりました。当日の動画とともに、50周年のメインテーマ『美術・新宿・心の再発見』を象徴する登壇者たちのメッセージをご紹介します。

芸術文化を通じて、心豊かな社会を未来へ

櫻田 謙悟 (公益財団法人SOMPO美術財団 理事長)

「次の50年は、たぶん私はここに居ませんが」と会場を沸かせた櫻田理事長は、50周年のメインテーマ『美術・新宿・心の再発見』に込めた想いを強調しました。財団のパーパスとして、芸術文化により人々の心を動かし、次世代へとつなぐ使命を掲げ、「作品との対話を通じて、自分自身の心を再認識する豊かな機会を提供し続けたい」と、新宿の街と共に歩む決意を語りました。

街に根ざし、人々に寄り添う「美の拠点」として

吉住 健一 (新宿区 区長)

自身の生い立ちを振り返り、「かつて42階にあった頃は、空の上にある特別な場所という緊張感があった。地上に新設された現在は、街の風景に溶け込み、より親しみやすい存在になった」と、新宿のシンボルとしての変化を歓迎。区が進める美術鑑賞教室への長年の協力に深い謝意を表し、「多様な人々が集まるこの新宿で、これからも文化の火を灯し続けてほしい」と、地域に開かれた美術館へ大きな期待を寄せました。

学芸員の情熱が結実した「新宿展」への想い

西脇 芳和 (SOMPO美術館 館長)

式典翌日から開幕した記念展の舞台裏を紹介。「入社当初から『新宿展』を実現したいと願ってきた若手学芸員の熱意が、2年半の準備期間を経てようやく形になった」と語り、現場スタッフの挑戦を称賛しました。新宿ゆかりの芸術家たちの足跡をたどる本展を通じ、来館者一人ひとりが、街が持つ豊かな文化的側面を再発見するきっかけになれば、と想いを述べました。

世界を魅了する、唯一無二のコレクション

高橋 明也 (公益財団法人SOMPO美術財団 評議員 / 美術史家 / 東京都美術館 館長)

専門家の視点から、当館が守り続けてきたコレクションの重要性を指摘。特に東郷青児について「1920年代のパリで時代の寵児であった彼の作品群は、質・量ともに世界的に類を見ないほど貴重である」と分析。東京都美術館も今はコレクションを持っていないので、一美術史家として羨むほどの価値があると、半世紀の歴史が築いた芸術的資産を高く評価しました。

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