
東京国立近代美術館「杉本博司 絶滅写真」会場
杉本博司(1948- )の銀塩写真作品に焦点を当てた大規模個展が、東京・竹橋の東京国立近代美術館で開催される。
写真、建築、舞台芸術の演出などジャンルを横断して活動する杉本博司にとって、芸術の原点は銀塩写真にある。
本展は、活動初期の1970年代後半から現在に至るまでの銀塩写真約60点を通して、その作品世界の全貌に迫る展覧会。
展示は「時間・光・記憶」「観念の形」「絶滅写真」の3章構成。〈ジオラマ〉〈劇場〉〈海景〉など、作家の評価を確立した代表シリーズから、人間の知性や想像力が生み出した「かたち」を探る〈観念の形〉〈スタイアライズド・スカルプチャー〉、さらに近作〈Opticks〉まで、全13シリーズでその展開をたどる。
会場では、初期代表作として知られる〈ジオラマ〉シリーズの新作《ポコット族》をはじめ、〈スタイアライズド・スカルプチャー〉の新作など世界初公開作品も多数展示する。
展覧会タイトルにもなっている「絶滅写真」とは、銀塩写真というメディアの終焉と自身の作家活動の終幕を見すえて浮上した主題。
半世紀にわたり写真表現の可能性を拡張してきた杉本の作品群を通して、「何が“絶滅”しようとしているのか」という問いが投げかけられる。
「杉本博司 絶滅写真」は、東京国立近代美術館で2026年6月16日(火)~9月13日(日)に開催。観覧料は一般2,300円など。

東京国立近代美術館「杉本博司 絶滅写真」会場

東京国立近代美術館「杉本博司 絶滅写真」会場

東京国立近代美術館「杉本博司 絶滅写真」会場

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