特集
2026年 夏の展覧会 おすすめ10選 ― 東京版 ― [6月・7月・8月]

2026年の夏、東京の美術館・博物館では、話題の大型展からこの年ならではの企画展まで、多彩な展覧会が開幕します。仕事帰りや週末に立ち寄れる展覧会、夏休みにじっくり楽しみたい注目展など、この夏おすすめの都内の展覧会を厳選して紹介します。全国版はこちらです。

東京都美術館「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画」

大英博物館が守り伝えた、江戸絵画の精華

世界有数の日本美術コレクションを誇る大英博物館から、江戸時代の絵画や浮世絵版画の名品が来日します。屏風、掛軸、絵巻に加え、歌麿、写楽、北斎、広重ら代表的な浮世絵師の作品を紹介。海を越えて受け継がれてきた日本美術の魅力と、収集・研究の歩みにも光をあてます。

東京都美術館「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画」
三菱一号館美術館「“カフェ”に集う芸術家 ─ 印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで」

カフェから生まれた、近代美術の熱気

19世紀後半のパリで、カフェやキャバレーは芸術家たちが集い、議論し、新たな表現を生み出す場となりました。マネ、ゴッホ、ロートレック、ピカソらの作品を通して、近代美術と“カフェ”の関係を紹介。バルセロナの「クアトラ・ガッツ」に通った若きピカソの歩みにも注目です。

三菱一号館美術館「“カフェ”に集う芸術家 ─ 印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで」
国立新美術館「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」

ピカソを、ポール・スミスの遊び心で

パリの国立ピカソ美術館が所蔵するピカソ作品を、英国人デザイナー、ポール・スミスの会場構成で紹介する展覧会です。伝統的な仕立てと鮮やかな色使いで知られるポール・スミスが、ピカソの作品世界を自由な発想で演出。初期から晩年までの作品を、遊び心に満ちた空間で楽しめます。

国立新美術館「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」
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戸栗美術館「酒がおいしい古伊万里展」

酒のある時間を彩った、古伊万里のうつわ

江戸時代の人々の暮らしに寄り添ってきた酒の文化を、伊万里焼のうつわからたどる展覧会です。酒を運ぶ、そそぐ、飲むなど、さまざまな場面で使われたうつわ約80点を紹介。実用品でありながら、形や文様にも趣向を凝らした古伊万里の魅力を楽しめます。

戸栗美術館「酒がおいしい古伊万里展」
日本科学未来館「特別展『大南極展』」

南極観測70年、極限の大地へ

日本の南極地域観測事業70周年を記念し、未知なる極限の大地・南極に迫る特別展です。来場者は「特別南極観測隊」の一員となり、壮大な映像や体験型展示を通して、観測隊の多様なミッションを学びます。地球環境の未来を考えるきっかけにもなる、夏休みにもおすすめの展覧会です。

日本科学未来館「特別展『大南極展』」
東京国立博物館「特別展『空海と真言の名宝』」

真言宗十八本山の至宝が、上野に集結

弘法大師空海の生誕1250年を記念し、真言宗十八本山と関係寺院が所蔵する寺宝を一堂に紹介する特別展です。国宝や重要文化財を含む名品に加え、普段は目にする機会の少ない秘仏も出品。「空海」「後七日御修法」「十八本山」「秘仏」をキーワードに、真言の祈りと歴史をたどります。

東京国立博物館「特別展『空海と真言の名宝』」
国立西洋美術館「版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト」

レンブラントのエッチング、その革新と余波

レンブラント・ハウス美術館と国立西洋美術館のコレクションを中心に、レンブラントのエッチング表現に迫る展覧会です。光と影、線の密度、刷りの変化など、実験を重ねながら版画の可能性を広げたレンブラント。その挑戦が同時代や後世の芸術家に与えた影響も紹介します。

国立西洋美術館「版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト」
サントリー美術館「眼のごちそう 食器」

うつわは、もてなしの「眼のごちそう」

おいしい料理とともに客人を楽しませた陶磁の食器に注目する展覧会です。華やかな大皿、優雅な鉢、個性的な向付など、形や文様に込められた吉祥や季節感、もてなしの心を紹介。国産の陶磁器に加え、中国など海外製の食器も取り上げ、日本人の豊かな食器文化をたどります。

サントリー美術館「眼のごちそう 食器」
東京国立近代美術館「杉本博司 絶滅写真」

銀塩写真でたどる、杉本博司の原点

現代美術、建築、舞台芸術など多岐にわたり活動する杉本博司。その芸術の原点である銀塩写真に焦点をあてる展覧会です。初期から現在に至る銀塩写真約65点を展観し、確かなコンセプトと高度な技術によって築かれた杉本作品の核心に迫ります。国内美術館での写真作品による個展としても注目されます。

東京国立近代美術館「杉本博司 絶滅写真」
東京都庭園美術館「ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―」

凛としたかたち、ルーシー・リーのうつわ

20世紀を代表する陶芸家、ルーシー・リーの国内約10年ぶりとなる回顧展です。ウィーンからロンドンへと活動の場を移し、優雅なフォルムと繊細な文様、豊かな色彩で独自の世界を築いたリー。本展では、交流のあった作家や東洋のやきものとの関係にも触れながら、その造形の源泉を探ります。

東京都庭園美術館「ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―」
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大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画
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