――世界が恋した日本のデザイン

    「KATAGAMI Style」展

    三菱一号館美術館 | 東京都

    19世紀後半、万国博覧会などを通じて海を渡った日本の美術工芸品は、西欧の人々に驚きの目をもって迎えられました。とりわけ芸術家たちにとって、その斬新な構図やデザイン、緻密な技は、作品を制作する上での大きなヒントとなったのです。ジャポニスムと呼ばれるこの現象は、絵画の分野では、印象派と浮世絵などとの関連が既に詳しく紹介されていますが、工芸については、その技法の多様さのため、これまでスポットをあてられる機会はほとんどありませんでした。   着物やその他染織品の文様染に使われる日本古来の伝統工芸・型紙は、この時期に西欧にもたらされ、その美しいデザインや高度な技術が高く評価されて、当時西欧各地で起きた美術工芸改革運動に大きな影響を与えました。   本展は、19世紀末から20世紀初頭にかけて西欧に渡った日本の美術工芸品の中でも特にこの型紙に注目し、型紙が西欧の芸術家たちの創作活動にどのような影響を与えたのかを紹介する日本で初めての試みです。日本で生まれた型紙が海を渡り、染色という本来の用途を超えて自由に解釈され、アール・ヌーヴォーをはじめとする西欧の美術工芸改革運動の中で豊かな広がりを見せていった様相を、約400点の作品とともに俯瞰する展覧会です。
    会期
    2012年4月6日(金)〜5月27日(日)
    会期終了
    開館時間
    10時~18時 / 金(祝日を除く)のみ10時~20時
    ※10/5より開館時間が変更になりました。
    ※いずれも最終入館は閉館30分前まで
    公式サイト http://mimt.jp/
    会場
    三菱一号館美術館
    住所
    〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-6-2
    050-5541-8600
    「KATAGAMI Style」展のレポート
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    「もうひとつのジャポニスム」は、型紙
    19世紀末の欧米でもてはやされていた日本文化は、浮世絵だけではありません。型紙のデザインから影響を受けたさまざまな美術品を紹介する展覧会が、三菱一号館美術館で開催されています。
    会場
    会期
    2012年4月6日(金)~5月27日(日)
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