国際交流展「海山に宿る神々～日韓の祭祀遺跡～」

古来、人々は自然の中に神々が宿ると信じ、様々な場所で神まつりを行ってきました。今回の展示では、日本と韓国における海や山の祭祀遺跡を中心に取り上げ、そこに込められた人々の信仰や思いについて考えます。 韓国側資料は韓国国立羅州博物館の協力の下、韓国の代表的な祭祀遺跡である竹幕洞（チュンマクドン）祭祀遺跡や、霊峰月出山（ウォルチュルサン）から出土した資料を中心に展示しています。 日本側資料は、南九州の代表的な霊峰である霧島山地に関わる資料として高原町狭野神社に伝わる神楽面などを展示しています。また、海の祭祀に関わる資料として、美郷町神門神社に伝わる銅鏡などを展示しています。 10月27日には、関連講演会「祭祀遺跡の研究は何を明らかにしたか」を開催します。演者として韓国国立慶州博物館の兪　炳夏氏と國學院大學の笹生　衛氏をお招きして、日韓の祭祀遺跡研究についてお話していただきます。