宮本三郎 装飾性の展開

    世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館 | 東京都

    写実表現を得意としていた洋画家・宮本三郎(1905-1974)。生前より定評のあったその描写力は、ともすれば技巧的ともとられかねないものかもしれません。 一方で、宮本の作品を眺めるとき、平坦な背景や画面構成のあり方にも目が留まります。宮木の技術を際立たせ、さらに作品としての魅力とバランスを与えていたのは、この、フラットで装飾的な画面構成だったのではないでしょうか― 本展では、そうした間いから出発して「装飾性」をキーワードに初期から晩年までの宮本三郎の画業を追います。また、生涯のうち二度の渡欧を実現し、さらに西欧の美術に多くを学んでいた宮本ですが、それは同時に、自身が「日本の洋画家」であることの意味と意義を追求することを意味してていました。 日本美術の特色の一つともいえる装飾性は、たとえば江戸時代の浮世絵がクロードモネやフィンセント・ファン・ゴッホに驚きをもって迎え入れられたように、海外の画家たちにも深く影響を与えています。それが、宮本の作品世界にある種のアイデンティティとオリジナリティを与える要素であったともいえることを、数多くの作品が物語っています。 生涯を通じて多彩な表現に挑み統けた宮本三郎。その作品世界に通底する魅力を、「装飾性の展開」という視点から探ります。
    会期
    2018年9月8日(土)〜2019年3月17日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~18:00(入館は17:30まで)
    料金
    一般 200(160)円 / 大高生、65歳以上 150(120)円 / 中小生 100(80)円

    ※( )内は20名以上の団体料金
    ※障がい者の方100(80)円、ただし小・中・高校生の障がい者は無料。介助者1名は無料(要証明)
    ※小・中学生は土、日、祝・休日は無料
    休館日 月曜日(ただし、祝・休日と重なった場合は開館、翌平日は休館)、年末年始(12月29日~1月3日)
    公式サイト http://www.miyamotosaburo-annex.jp/
    会場
    世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館
    住所
    〒158-0083 東京都世田谷区奥沢5-38-13
    03-5483-3836
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