
アーティゾン美術館「生誕140年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎」会場風景
青木繁(1882-1911)と坂本繁二郎(1882-1969)の生誕140年を記念した展覧会が、東京ではじまる。
青木繁と坂本繁二郎は、ともに現在の福岡県久留米市生まれ。同じ高等小学校で学び、同じ洋画塾で画家を志した。
日本の洋画が成熟へと向かう時代の流れのなかで、2人はそれぞれに独自の作風を探求。
青木は、東京美術学校(現東京藝術大学)在学中に画壇にデビューし、《海の幸》で注目を集めるなど華々しいデビューを飾るも、晩年は九州各地を放浪。29歳という短い生涯を終えた。
一方の坂本は、青木に触発されて上京。パリへ留学した後、福岡へ戻り、87歳で亡くなるまで長きにわたって馬や静物、月などを題材制作に励み静謐な世界観を築いた。
会場では、二人の出会いや旅たちをテーマに4つの章で構成。代表作や近年新たに収蔵された幻の作品を公開する。
青木繁と坂本繁二郎の二人展は、1956年に開かれた「青木繁・坂本繁二郎作品展覧会」(旧石橋美術館)以来66年ぶりとなる。
「生誕140年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎」はアーティゾン美術館で、2022年7月30日(土)~10月16日(日)に開催。観覧料は一般 1,800円など(ウェブ予約チケットは1,600円)。

アーティゾン美術館「生誕140年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎」会場風景

アーティゾン美術館「生誕140年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎」会場風景

アーティゾン美術館「生誕140年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎」会場風景