竹久夢二の未発表作品が静岡市内で発見され、2012年2月4日(土)、静岡市美術館が報道陣に公開した。
大正初期に描かれたとみられる肉筆画。縦127センチ、横108センチのびょうぶの左側に貼られ、右側には夢二と交際があった歌人、吉井勇の短歌が貼られている。
頬の赤い線などが丁寧に描かれ、叙情的な「夢二式美人」の特徴が表れており、同館は「茶屋の娘」と名付けた。
竹久夢二研究家の谷口朋子さんは「非常に大きな発見。これだけ保存状態が良く、完成度の高い夢二作品が見つかるのは珍しい」と話した。
2012年3月25日(日)まで一般公開される。
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