市原湖畔美術館「雲巻雲舒 ― 現代中国美術展・紙」
文 [エリアレポーター]
S.E. / 2020年5月31日
7人の中国人美術家による紙の表現
千葉県市原市にある市原湖畔美術館に行ってきました。以前から名前は知っていましたが、訪問するのは初めてです。
美術館そばの藤原式揚水機(展望塔)から。ドローンのような写真が、誰でも撮れます
1995年開館の「水と彫刻の丘」をリニューアルし、2013年にオープン。その名の通り、高滝湖のほとりに立つ美術館です。建物は既存建築の骨格を活用したうえで、スチールの折板で囲われたモダンな美術館に生まれ変わりました。
エントランスの常設作品 KOSUGE1-16《Heigh-Ho》
屋上に至る階段にも常設作品が アコンチ・スタジオ《MUSEUM-STAIRS/ROOF OF NEEDLES&PINS》
開催中の企画展は「雲巻雲舒 ― 現代中国美術展・紙」。7人の中国人美術家による、紙の表現を見ていきます。
それぞれ、空間にマッチした展示を試みていましたが、私が一番印象に残ったのは、冒頭の林延(リン・イェン)さんの作品でした。
林延(リン・イェン)の作品
劉建華(リュウ・ジャンファ)の作品
伍偉(ウー・ウェイ)の作品
王郁洋(ワン・ユーヤン)の作品
蔡國強(ツァイ・グオチャン)の作品
李洪波(リー・ホンボー)の作品
邬建安(ウー・ケンアン)の作品
本来は「房総里山芸術祭 ICHIHARA ART × MIX 2020」のメインともいえる展示でしたが、コロナの影響で芸術祭は1年延期に。この展覧会も開幕後、4月4日(土)から休館になりましたが、無事に5月28日(木)から再開しました。
市原湖畔美術館
館内は撮影自由(一部撮影不可)という事もあり、熱心にシャッターを押す方も数多く見られました。会期は1カ月延長されて、7月26日(日)までです。
展覧会 | 雲巻雲舒 ― 現代中国美術展・紙 |
会場 | 市原湖畔美術館 |
開催期間 | 2020年3月20日(金・祝)~7月26日(日) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌火曜日) |
開館時間 | 平日 : 10:00 - 17:00 土・休前日 : 9:30 - 19:00 日・祝 : 9:30 - 18:00 |
住所 | 千葉県市原市不入 75-1 |
電話 | 0436-98-1525 |
公式サイト | https://lsm-ichihara.jp/ |
料金 | 一般:1,000 円(800 円)、65 歳以上の方・大高生:800 円(600 円) ()内は20 名以上の団体料金。中学生以下・障害者手帳をお持ちの方とその介添者(1 名)は無料。 |
展覧会詳細へ | 「雲巻雲舒 ― 現代中国美術展・紙」詳細情報 |
エリアレポーターのご紹介 | S.E. 休日は時間ができると、ミュージアムをまわるのがいつのまにか習慣になりました。都会でも地方でも、気の向くままに足を伸ばしたいと思っています。
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