セザンヌ、ピカソから現代まで展

大阪の国立国際美術館は、1977年に国内外の現代美術を中心とした作品を扱う国立美術館として開館しました。2004年には、大阪万博跡地から大阪駅近く中之島に移転し、完全地下型の斬新な美術館として新たな活動を展開しています。本展覧会は、国立国際美術館の収蔵作品を主体に京都国立近代美術館所蔵の名品3点を加え、美術の新しい流れを簡潔にたどる内容となっています。セザンヌ、ピカソなど近代から現代へ大きな影響を与えた大家の作品から、戦後アメリカの美術を代表するモーリス・ルイス、フランク・ステラやドイツのゲルハルト・リヒター、日本現代美術の草間彌生、森村泰昌、やなぎみわ　といった48名の作家の作品、74点を紹介します。国際的な現代美術の動向を、歴史的背景を踏まえ紹介する本展は、南九州で国立美術館の収蔵作品を間近で、しかもまとまった形で鑑賞できるまたとない機会です。