「メキシコの息吹-竹田鎮三郎展-」

　竹田鎮三郎（1935－）は、愛知県瀬戸市に生まれ、東京藝術大学油画科を卒業しました。現在はメキシコ在住で、日本とメキシコを中心に国際的な活動を続けています。 　竹田鎮三郎は若い日に、跡見学園女子大学短期大学部学長をつとめた美術評論家。久保貞次郎（1909-1996）に師事し、大きな影響を受けています。 　本展では、開催を記念して描き下ろした新作をはじめ、幅5メートルにもなる大作「神は決して死なない」、リトグラフ、制作の源泉ともいえるスケッチブック、木版や直筆のグリーティングカード等を展示いたします。作品の多くは、メキシコインディオの生活や祭りの様子を捉えたもので、鮮やかな色彩をもち、生命感にあふれています。 　これらの作品を通じて、作者の愛するメキシコの魅力を感じていただければ幸いです。