所蔵日本画展 院展の画家たちー近代日本画の開拓と創造ー

    桑山美術館 | 愛知県

    日本美術院は日本画の近代化を目指した岡倉天心が中心となって1898(明治31)年に創設した美術団体で、一時解消しましたが1914(大正3)年に再興し、年2回の展覧会「院展」は現在まで多くの日本画名品の発表の舞台となっています。 今回の展示では、天心の指導を直接受け、新たな日本画創造を目指した横山大観、菱田春草や下村観山、木村武山をはじめ、再興した院展に尽力した今村紫紅、小林古径、安田靭彦、前田青邨、さらに奥村土牛、小倉遊亀など院展を代表する日本画家に加え、現在も院展の重鎮として活躍中の画家まで多岐にわたり、院展の歩みの一端をうかがい知ることができます。見所として、伝統的な線描を廃した朦朧体 (もうろうたい)と呼ばれた頃の横山大観「日ノ出」、菱田春草「暁霧」のほか、速水御舟が初期の画号「禾湖」を用いた16歳になる年の3月、巽画会に初出品し入選を果たした画壇でのデビュー作「小春」があり、この作品を展覧会で見た12歳の伊東深水は深く感動し、日本画家になることを決意したといわれます。作品に描かれたあどけない童子は、どこか少年の頃の御舟自身の姿を垣間見るようで、のちに問題作や名品を生み出す原点ともいえます。 明治から現代にいたる、伝統と革新を模索し日本画壇をけん引した院展の画家たちによる当館所蔵の作品をご覧ください。
    会期
    2015年4月4日(土)〜7月5日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~16:00
    料金
    一般500円 中高大学生300円
    20名以上の団体は各100円割引
    障がい者手帳お持ちの方及び同伴者1名は無料
    休館日 月曜日(祝日の場合は開館し翌日が休館)・祝日の翌日
    公式サイト http://www.kuwayama-museum.jp/
    会場
    桑山美術館
    住所
    〒466-0828 愛知県名古屋市昭和区山中町2-12
    052-763-5188
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