宮脇愛子　没後１周年遺作展「宮脇愛子－作家への道－奈義への巡礼の道」

国際的な現代美術家・宮脇愛子氏が急逝され、一周忌がきました。奈義町現代美術館では、宮脇氏の生前の業績を偲び、遺作展を開催いたします。 当館展示室「大地」に半永久展示されている≪うつろひ≫の作者である宮脇愛子氏は、世界中のたくさんの表現者と交流を持ち、絵画・彫刻と多数の作品を生み出してきました。その中でも、宮脇氏の評価を不動のものにしたのが≪うつろひ≫シリーズで、奈義の作品は特に本人の表現したい≪うつろい≫にとっての、最高の「場」であると、生前話されていました。 本展はギャラリーに展示された宮脇氏の人となりのわかる資料、また絵画や彫刻などの貴重な作品と、当館の≪うつろひ≫とを行き来するような形で、宮脇氏の表現の変遷、または変わらずある核を再確認するように構成しました。 豊かな人生を歩んだ宮脇氏だからこそ表現できた≪うつろい≫のできるまでを、また宮脇氏の人生の足跡をたどり、≪うつろひ≫の新しい側面を見せるような、そんな展覧会になります。