没後25年日影丈吉と雑誌宝石の作家たち

    町田市民文学館 ことばらんど | 東京都

    1949年「かむなぎうた」で探偵小説専門誌「宝石」の懸賞小説短篇部門二席を受賞し、41歳の遅い作家デビューを果たした日影丈吉。江戸川乱歩に「殆ど完璧の作品」と激賞された本作は、彼の幼少時の記憶に、日本の土着的な雰囲気を纏わせた新しい幻想ミステリとして文壇に迎えられました。彼の作風は、はじめ純文学の香りのするミステリとして評価された後、その幻想性によって、澁澤龍彦や種村季弘ら幻想文学者たちからも愛されました。 一方、デビュー前からフランス語が堪能だった日影は、戦前戦後にわたって若い料理人にフランス語やフランス料理の知識を伝える講師を務めて、多くの名料理人を育てました。デビュー後には「オペラ座の怪人」や〈メグレ警部シリーズ〉など、フランス文学の翻訳家、紹介者としても活躍しています。 本展では、推理作家として、また幻想文学者、翻訳家として多方面に活躍し、晩年のおよそ20年間を町田に過ごした日影丈吉の仕事をご紹介します。また、「宝石」の編集長を務めた江戸川乱歩、同誌上に金田一耕助を初登場させた横溝正史、詩人であり「宝石」の主幹としても活躍した城昌幸、日影と同様に「宝石」からデビューした山田風太郎など、戦後のミステリ界を支えた作家たちの仕事を同時に展観します。
    会期
    2015年10月17日(土)〜12月20日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~17:00
    料金
    一般400円、大学生・65歳以上200円、高校生以下無料
    休館日 月曜日(ただし、11月23日は開館)、第2木曜日
    公式サイト http://www.city.machida.tokyo.jp/bunka/bunka_geijutsu/cul/cul08Literature/tenrankai/20150825143124461.html
    会場
    町田市民文学館 ことばらんど
    住所
    〒194-0013 東京都町田市原町田4-16-17
    042-739-3420
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