定林寺古窯跡群

    土岐市の古窯

    土岐市美濃陶磁歴史館 | 岐阜県

    美濃窯は瀬戸黒・黄瀬戸・志野・織部といったいわゆる美濃桃山陶を生産していたことで知られています。しかし、美濃窯内における窯場ごとの生産内容をみていくと、流行の茶陶を主体に生産する窯、それ以外の碗や皿など日常食器を主体に生産する窯など、生産内容に違いがみられます。 日常食器を主体に生産する代表的な窯場として土岐市に所在する定林寺古窯跡群が挙げられます。定林寺古窯跡群では、16世紀後半の定林寺東洞1号窯から生産が開始され、天目茶碗や皿などを焼成していました。16世紀末~17世紀初頭になると定林寺西洞1号窯や園戸窯で瀬戸黒茶碗や志野向付といった桃山茶陶を造るようになります。しかし、17世紀前期の定林寺西洞2号窯などでは、茶陶類はほとんど生産されなくなり、碗類や皿類などの日常食器を主体に量産するようになります。この定林寺古窯跡群における日常食器への転換がなされた時期は、元屋敷窯を中心とした他の窯場では織部製品を主体とした茶陶を量産していることから、窯場による生産内容に大きな違いがみられます。 このような各窯場における生産様相の違いは、お互いに同様な製品を作る競合を避けたためや、また、生産器種を限定することにより、生産効率の向上という効果もあったと考えられます。 本展では、定林寺古窯跡群における各窯の生産内容の変遷を展観し、美濃窯の生産様相の一側面を紹介します。
    会期
    2017年2月24日(金)〜5月28日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~16:30(入館は16:00まで)
    料金
    一般:200円(150円)、大学生100円(70円)、高校生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金
    休館日 2017/5/28(日) 会期中の休館日 月曜日、祝日の翌日(ただし3/20、4/29~5/7は開館)
    公式サイト http://www.toki-bunka.or.jp/?page_id=14
    会場
    土岐市美濃陶磁歴史館
    住所
    〒509-5142 岐阜県土岐市泉町久尻1263
    0572-55-1245
    おすすめレポート
    学芸員募集
    (公財)サントリー芸術財団 サントリー美術館 職員(運営担当)募集 [サントリー美術館]
    東京都
    読売新聞東京本社事業局 中途採用者募集! [読売新聞東京本社(大手町)]
    東京都
    【公益財団法人ポーラ伝統文化振興財団】学芸員募集 [ポーラ伝統文化振興財団(品川区西五反田)141-0031 東京都品川区西五反田2-2-10 ポーラ五反田第二ビル]
    東京都
    帆船日本丸・横浜みなと博物館 アルバイト募集! [帆船日本丸・横浜みなと博物館]
    神奈川県
    中津市学芸員募集(民俗担当) [中津市歴史博物館]
    大分県
    展覧会ランキング
    1
    東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリー アーモ) | 東京都
    逆境回顧録 大カイジ展
    もうすぐ終了[あと5日]
    2024年3月16日(土)〜5月12日(日)
    2
    国立西洋美術館 | 東京都
    モネ 睡蓮のとき
    開催まであと151日
    2024年10月5日(土)〜2025年2月11日(火)
    3
    東京オペラシティ アートギャラリー | 東京都
    宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO
    開催中[あと40日]
    2024年4月11日(木)〜6月16日(日)
    4
    SOMPO美術館 | 東京都
    北欧の神秘 ― ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画
    開催中[あと33日]
    2024年3月23日(土)〜6月9日(日)
    5
    静嘉堂@丸の内(静嘉堂文庫美術館) | 東京都
    画鬼 河鍋暁斎×鬼才 松浦武四郎
    開催中[あと33日]
    2024年4月13日(土)〜6月9日(日)