開館の日　平和祈念事業

戦後72年がたち、戦争の記憶、そして学童疎開の記憶も時代の流れとともに風化しつつある状況にあります。学童疎開を体験された方々のほとんどが80代半ばです。私たちは、彼らの体験を忘れず、語り継いでいかなければなりません。 今回は、学童疎開に関する資料の原点ともいえる「学童疎開の記録」を映画化した「みんなわが子」の上映と、疎開体験者等によるシンポジウムを開催します。 ・第1部:映画「みんなわが子」上映 太平洋戦争末期、戦況の悪化に伴い、政府は児童の安全を守るため、1944(昭和19)年8月から児童を地方へ疎開させました。その結果、大きな都市では子どもの遊ぶ姿が町から消えました。 この映画は学童疎開の小学生がどのように生活をしたのかを現存する資料をもとに描いた作品です。 ・第2部:学童疎開体験者等によるシンポジウム 【コーディネーター】赤塚康雄氏(元　天理大学人間学部教授) 【パネラー】奥田継夫氏(児童文学作家「ボクちゃんの戦場」原作者) 　　　　　 吉田房彦氏(国民学校と学童疎開を考える会) 　　　　　　 米倉澄子氏(国民学校と学童疎開を考える会)