靑繪(あおえ)の世界

    愛知県陶磁美術館 | 愛知県

    「Sometçuqe(染付):繪(え)のあるちやわん(茶碗)、さら」  ―これは慶長8(1603)年に日本イエズス会によって刊行された宣教師のための日本語・ポルトガル語辞書『日葡(にっぽ)辞書』の一項です。「繪のあるちやわん」、すなわち筆を使って文様が描かれている―「染付(そめつけ)」られているやきものを指していた「染付」という言葉は、当初、酸化コバルトを主な呈色剤とする青色の絵のあるやきものだけではなく、酸化鉄による黒色の絵や酸化銅による赤色の絵が施されたものも広く含めて使われていました。この「染付」という言葉が、今日のように青い文様のあるやきものを指す言葉へ変わっていったのは、17世紀、肥前・有田窯での染付磁器焼成技術の完成以降と考えられます。  本展覧会では、白色の地に青色顔料で絵付を施したやきもの:青い絵の染付けられたやきものの総称として「染付」を捉え、技法や文化など様々な影響関係を踏まえながら、9世紀イラクでの黎明期から西アジアでの青色顔料の使用、14世紀以降の中国から東アジアの国々、イラン、オランダ・デルフト、そして17世紀以降の日本での展開を概観します。「染付」という、ひとつの加飾技法が獲得した普遍性とその意味を探る展覧会です。
    会期
    2017年11月3日(金)〜2018年1月14日(日)
    会期終了
    開館時間
    午前9時30分から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)
    7月1日から9月30日は午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
    料金
    一般900円(720円)・高大生700円(560円)・中学生以下無料 
    ※( )内は20名以上の団体料金
    休館日 毎週月曜日休館(1月8日(月・祝)は開館し、翌9日(火)は休館。12月28日(木)から2018年1月4日(木)は年末年始休館。)
    公式サイト http://www.pref.aichi.jp/touji/
    会場
    愛知県陶磁美術館
    住所
    〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234
    0561-84-7474
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