特集展示「覇者たちの中世」

中世日本には、様々な権力者たちが歴史の舞台に登場し、やがて去っていきました。鎌倉幕府を創設した源頼朝。源氏将軍なきあと、幕府の実権をにぎった北条氏。その北条氏を倒したものの、武士たちの反発により目指す政治が実現できなかった後醍醐天皇。かれら武士たちの支持をあつめ、室町幕府を興した足利尊氏。個性豊かな歴代の足利将軍や、その弱体化とともに頭角を現して京都を牛耳った細川・三好・松永といった戦国 武将たち。そして、まるで戦乱に飽いた世を鎮めるために舞い降りたかのような、織田 信長・豊臣秀吉・徳川家康といった天下人。 今回は、そういった鎌倉～安土・桃山時代 までの「覇者」たちに関連する古文書を展示します。すべて國學院大學図書館が所有しているもので、国の重要文化財に指定されている「久我家文書」も多数含まれています。どれも貴重かつ興味深いものばかりですので、どうぞじっくりとご覧ください。 ※本特集展示は、校史展示室の一角で行う展示です。