フレンドピースハウス(FRIEND PEACE HOUSE)は、1936年(昭和11)にフレンドピース奨学金制度の設立者であるハワイのセオドア・リチャーズ(Theodore Richards)夫妻が同志社病院長を務めたジョン・C・ベリー(John Cuting Berry)が住んでいた教師館の土地の一部と建物を同志社から購入し、改修して設立された施設です。土地と建物は同志社に委託され、ディレクター(寮監)のもと、上記の奨学金制度により派遣された日系二世のフェロー(奨学生)と、同志社の日本人学生が共同生活を営む施設として始まりました。
フレンドピースハウスは2018年(平成30)に解体されました。それに伴い、本センターは建築部材や調度品の一部を資料として受け入れました。同時に、1920~40年代のフレンドピースハウス関係の文書資料の調査も進めてきました。本展は解体前のフレンドピースハウスの実像を伝えるとともに、フレンドピースハウス設立の経緯および草創期の歴史を辿ります。
--------------------------------
<公開講演会>(聴講無料、事前申込不要)
タイトル:同志社の建築群におけるフレンドピースハウス
講師 :石川祐一氏(京都市文化財保護課[主任・文化財保護師])
日時 :2019年11月9日(土)13:00~
会場 :良心館105番教室(同志社大学今出川キャンパス)
<展示説明会>(参加無料、事前申込不要)
日時 :2019年11月9日(土)15:00~
会場 :ハリス理化学館同志社ギャラリー2階企画展示室
(同志社大学今出川キャンパス)