山本二三(にぞう)は1953年、長崎県の五島列島で生まれ、アニメ美術監督として、草創期から数々の名作を生み出してきました。子どものころから絵が得意で、中学卒業後に上京。7年間苦学して建築と絵画を学び、アニメの背景画の仕事を手掛けるようになりました。
スタジオジブリ制作の「天空の城ラピュタ」「もののけ姫」や、細田守監督(富山県上市町出身)「時をかける少女」などの美術監督を担当し、日本を代表するアニメ背景画家・美術監督として活躍しています。
山本二三が描く作品は、入念な取材と精密なスケッチに基づいています。特に光の輝きとさまざまな表情を見せる雲の描写は「二三雲」と呼ばれ、広く知られています。
本展では、アニメに用いられた背景画やその前段階のスケッチ、イメージボードなど作者自らが選んだ約160点を一堂に展示します。
(画像)時をかける少女「踏切」(2006年) (C)「時をかける少女」製作委員会2006 (C)山本二三
※7月28日(土)は10:30より開館します。8月13日(月)は臨時開館します。
チラシ表 チラシ裏
◎関連イベント
★山本二三トークショー&サイン会、デモンストレーション
日時:7月29日(日)
11:00~12:00 トークショー&サイン会(サイン会は図録購入者のみ。先着50名のみ)
14:30~15:30 デモンストレーション(実演制作)
会場:高岡市美術館地階ハイビジョンホール
申込:不要(ただし先着80名)
【聴講無料】
○講演会(2回)
①日時:8月4日(土) 14:00~15:30
講師:津堅 信之氏(京都精華大学マンガ学部アニメーション学科准教授)
演題:「記憶が呼び覚まされる風景描写 -山本二三の背景美術-」
②日時:8月18日(土) 14:00~15:30
講師:氷川 竜介氏〔アニメ評論家(文化庁メディア芸術祭審査委員)〕
演題:「アニメにおける美術の重要性と山本二三氏の仕事」(仮)
※共に 会場:高岡市美術館地階ハイビジョンホール
申込:不要(ただし先着80名)
聴講:無料
○ワークショップ「私だけのアニメ背景画を作ろう!」
自分の写真を交えたペーパークラフトでアニメの背景画を立体的に表現します。
日時:8月24日(金) 13:30~15:30
会場:高岡市美術館地階ハイビジョンホール
募集人数:20人(事前申込制、多数の場合抽選)
対象:小学4年~中学生(小学1~3年生は保護者同伴)
参加費:300円(材料費)
申込方法:往復ハガキに、参加希望のこどもの名前・学校名・学年、保護者の名前・住所・電話番号、返信用の宛名を記入の上、美術館に送付ください。1枚のハガキでこども3人まで申込できます。その場合は、参加希望全員の名前・学校名・学年をお書きください。
応募期間:8月1日(水)~14日(金)必着
申込先:〒933-0056 高岡市中川1-1-30 高岡市美術館 「山本二三展 ワークショップ」係
持ち物:自分が小さく写った写真(なるべく5cm以内の全身が見えているもの)
○二三雲(にぞうぐも) 写真コンテスト
デジタルカメラか携帯のカメラ機能で、「二三雲」を撮影して、写真のデータを以下へメールでお送りください。
送り先:info@e-tam.info
メールのタイトルに「二三雲コンテスト(氏名)」、本文に、「写真を撮影した日時、場所」、「かんたんな写真説明かコメント」、「住所、氏名、年齢、電話番号」を忘れず明記してください。
※応募期間 7月23日(月)~8月20日(月)
※上記、応募期間中に撮影された写真に限らせていただきます。
※撮影場所は問いません。
※応募された作品の著作権は、撮影者にありますが、使用権は主催者(山本二三展実行委員会)に帰属します。
ご応募しただいた方の中からグランプリに選ばれた方は、山本二三展の図録をプレゼントいたします。他にも優れた作品がありましたら、素敵なプレゼントがあります。
○学芸員によるギャラリートーク(4回)
日時:8月12日(日)、26日(日)、9月1日(土)、9日(日) 共に14:00~14:30
会場:高岡市美術館 企画展示室1~3
申込:不要 ※要観覧券
○観覧料
一般1,000円(前売・団体・65歳以上 800円)、高校・大学生700円(団体500円)、小・中学生300円(団体240円)
※団体は20人以上 ※小・中・特別支援学校生は土・日・休日は2割引
○主催/山本二三展実行委員会〔(公財)高岡市民文化振興事業団・高岡市美術館、北日本新聞社〕