東京・渋谷区の太田記念美術館で、歌川広重の名作を紹介する企画展が始まる。
新進気鋭の浮世絵師として世に送り出した保永堂版「東海道五拾三次之内」と、最晩年の大作で北斎の「冨嶽三十六景」を意識したともいえる「冨士三十六景」を一挙に公開。
風景画が流行しつつあった時代に制作され、大好評となった「東海道五拾三次之内」は全点紹介。色を替えたり、版が付け加えられるなど、細部に変更が加えられた異版も紹介される。
また「行書東海道」「隷書東海道」といった東海道ものや「名所江戸百景」など、広重の他の名作もあわせて展示する。
「歌川広重 ~東海道五十三次と冨士三十六景」は太田記念美術館で2016年4月29日(金・祝)~6月26日(日)に開催。入館料は一般700円、大高生500円、中学生以下は無料。
同時期にサントリー美術館でも「原安三郎コレクション 広重ビビッド」展(6月12日まで)が開催される事から、「広重を巡る」入館相互割引も行われる(半券提示で100円割引)。
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