2017年春に開催される展覧会、「ボイマンス美術館所蔵ブリューゲル『バベルの塔』展 16世紀ネーデルラントの至宝 ─ボスを越えて─」の記者発表会が2016年10月18日(火)に東京丸の内で行われた。
『バベルの塔』はオランダのボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館の所蔵作品で、24年ぶりの来日。16世紀ネーデルラント美術の巨匠、ピーテル・ブリューゲル1世の真筆は世界に42点と言われ、日本での公開が難しい画家の一人とされる。
本展ではさらに、奇想の画家ヒエロニムス・ボスの「放浪者」「聖クリストフォロス」が初来日。2016年に没後500年を迎えたボスは、ヨーロッパで大規模な巡回展が開催されるなど注目が高まる画家の一人。油彩画はわずか25点とされ、ブリューゲルと合わせ、この展覧会は大変貴重な来日となる。
展覧会では、ボスとブリューゲルを取りまネーデルラント美術の諸相を展観。ボスの影響を受けた版画作品なども紹介される。
また、本展に合わせて東京藝術大学COI拠点とコラボレーションが実現。オランダの分析機関NICASと協定を結ぶCOIの技術で「バベルの塔」の巨大複製画や高精細映像を制作。多彩なメディアを通し、その魅力を紹介する試みが行われる。
内覧会後には丸ビル1階の丸キューブで、東京藝術大学特任教授の千住明指揮による学生の生演奏と共に、「バベルの塔」巨大プロジェクションが披露された。(巨大プロジェクションは10月19日(水)20:00~20:30、10月20日(木)18:30~19:00にも開催)
「ボイマンス美術館所蔵ブリューゲル『バベルの塔』展 16世紀ネーデルラントの至宝 ─ボスを越えて─」は2017年4月18日(火)~7月2日(日)に東京都美術館、2017年7月18日(火)~10月15日(日)に大阪の国立国際美術館開催される。
東京展の観覧料は一般1,600円、大学・専門学校生1,300円、高校生800円、65歳以上1,000円で2017年1月11日より発売。期間限定のお得な前売券(10月19日から発売)や、展覧会特製グッズセットの特別前売券(2017年1月11日より発売)も発売される。
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