2018年6月18日（月）、東京・千代田区の東京国立近代美術館で「ゴードン・マッタ＝クラーク展」のプレス向け内覧会が開催された。

ゴードン・マッタ=クラーク（1943-78）は、ニューヨークを中心に活躍したアーティスト。

取り壊し前の建物を切断し、見慣れた日常をまったく新たな空間・時間へと変容させる「ビルディング・カット」や、アーティストによる食堂「フード」の経営など多面的な活動で注目をあつめたが、活動期間約10年、わずか35歳で夭折した。

その活動は没後40年を経ても支持を集め、2017年にはポルトガル、ドイツ、アメリカで個展が開催。今年は本展のほかフランスで、2019年にはエストニアでも個展が予定されている。

アジア初の回顧展となる本展では、「ビルディング・カット」シリーズの中で最大規模の立体作品《スプリッティング：四つの角》（サンフランシスコ近代美術館蔵）が初来日。他に彫刻・映像・写真・ドローイング・関連資料など約200点で、その歩みを辿る。

「プレイグラウンド（公園）」をコンセプトにした会場内は、写真撮影も可能。70年代ニューヨークの雰囲気を味わいながら、作品を鑑賞できる。

「ゴードン・マッタ＝クラーク展」は東京国立近代美術館で、2018年6月19日（火）～9月17日（月・祝）に開催。観覧料は一般 1,200円、大学生800円。
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発信：インターネットミュージアム

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