2003年4月に開館した
パナソニック 汐留ミュージアム、この4月でちょうど10周年となりました。
開館10周年を記念した特別展として開催されるのが、松下幸之助と伝統文化との関わりを紹介するこの企画です。
第2章「ものづくりの心 ─ 幸之助と伝統工芸」展覧会は、第1章「素直な心 ─ 幸之助と茶道」と第2章「ものづくりの心 ─ 幸之助と伝統工芸」での構成です。
「素直な心」を生涯大切にしていた松下幸之助。その「素直な心」を育てる道は茶道にあると考えるようになり、1938年頃から茶道に関心を持つようになります。
第2章「ものづくりの心 ─ 幸之助と伝統工芸」茶道具に触れるうちに、工芸家にも関心が向けられるようになった松下幸之助。日本の工芸作品にふれる中で、「伝統工芸は日本のものづくりの原点である」と確信します。
工芸家たちとの交流の中で公益社団法人日本工芸会を知り、役員に就任。日本伝統工芸近畿展には自身の名を冠した賞も創設し、これは現在のパナソニックにも引き継がれています。
第2章「ものづくりの心 ─ 幸之助と伝統工芸」松下幸之助は展示を目的として重要無形文化財保持者、いわゆる人間国宝の作品も収集。会場では数々の名品が紹介されています。
第2章「ものづくりの心 ─ 幸之助と伝統工芸」展覧会は3期構成で、前期が4月13日(土)~5月28日(火)、中期が5月30日(木)~7月9日(火)、後期が7月11日(木)~8月25日(日)。作品によって出展される時期が異なりますので、公式サイトでご確認の上、お出かけください。(取材:2013年4月12日)
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松下 幸之助 (著) PHP研究所 ¥ 914 |