日本橋髙島屋 S.C. 本館8階ホール「高野光正コレクション 発見された日本の風景」会場 (手前)笠木治郎吉《提灯屋の店先》高野光正コレクション
コレクターの高野光正(1939-)が半生をかけて収集した、明治時代の日本の風景や暮らしを描いた作品を紹介する展覧会が、東京で開催される。
西洋諸国から新たな文物や人々を受け入れた明治時代、日本人の画家たちは、西洋人から学んだ新たな技法を取り入れながら日本の風景や暮らしを描いた。それらの作品の多くは、日本の文化や自然に興味を抱いた外国人に求められ海外に渡った。
高野は、海外に渡った日本人画家による作品をアメリカやイギリスから収集。入手した作品の数は約700点に及び、高野によって日本への里帰りを果たした。
展覧会では、明治の日本の風景や風俗を描いた作品を4つの章で構成。近年人気を博している吉田博や渡辺豊洲、五百城文哉ら個性豊かな作品を展示。
また、これまでほとんど知られていなかった幻の画家、J. Kasagiこと笠木治郎吉の作品11点も並ぶ。
「高野光正コレクション 発見された日本の風景」は2023年8月17日(木)~9月3日(日)、日本橋髙島屋 S.C. 本館8階ホールで開催。入場料は一般 1,200円など。
日本橋髙島屋 S.C. 本館8階ホール「高野光正コレクション 発見された日本の風景」会場
日本橋髙島屋 S.C. 本館8階ホール「高野光正コレクション 発見された日本の風景」会場
日本橋髙島屋 S.C. 本館8階ホール「高野光正コレクション 発見された日本の風景」会場 (左から)笠木治郎吉《牡蠣を採る少女》 / 《花を持つ少女》高野光正コレクション