ニュース
    国立科学博物館で「砂丘に眠る弥生人 ― 山口県土井ヶ浜遺跡の半世紀 ―」が開催
    (掲載日時:2018年12月10日)
    ©Moomin Caracters™

    2018年12月10日(月)、東京・台東区の国立科学博物館で、「砂丘に眠る弥生人 ― 山口県土井ヶ浜遺跡の半世紀 ―」のプレス向け内覧会が開催された。

    弥生時代の人骨研究の契機となった土井ヶ浜遺跡(山口県・下関市)を紹介する企画展。

    弥生時代は、縄文時代に続く時代で、朝鮮半島からの技術の伝来により、稲作などの農耕が本格的に始まり、金属器(鉄器・青銅器)の使用と生産が定着した時代。

    本展で紹介される土井ヶ浜遺跡は、本州西端の響灘(ひびきなだ)に面し、第二次世界大戦より前の時代から、古い時代の人骨の出土が確認されていた。

    1952年に行われた、青年研修所建設工事の際に、人骨と貝製品が発見。「渡来混血説」の提唱者である、九州大学医学部教授の金関丈夫による5回の発掘調査を含め、その後19回に渡る調査の結果、約300体の弥生時代の人骨が出土している。

    展覧会では、縄文時代の人骨と古墳時代の人骨の特徴から、弥生時代の人骨との違いを紹介や、最新の研究であるDNA分析を用いた研究結果など、日本人のルーツとなった、弥生人研究の歩みを5章に分けて紹介する。

    「砂丘に眠る弥生人 ― 山口県土井ヶ浜遺跡の半世紀 ―」は国立科学博物館で、2018年12月11日(火)~2019年3月24日(日)に開催。観覧料は一般・大学生 620円、高校生以下・65歳以上は無料。


     発信:インターネットミュージアム

    国立科学博物館 施設詳細ページ
    「砂丘に眠る弥生人 ― 山口県土井ヶ浜遺跡の半世紀 ―」情報ページ
    おすすめレポート
    学芸員募集
    【文化施設】荻窪三庭園・東山旧岸邸スタッフ募集! [荻窪三庭園 または 東山旧岸邸]
    東京都
    【公益財団法人 ポーラ伝統文化振興財団】学芸員募集! [ポーラ伝統文化振興財団(品川区西五反田)141-0031 東京都品川区西五反田2-2-10 ポーラ五反田第二ビル]
    東京都
    高知県立美術館職員社会人経験者(ホール事業等)募集 [高知県立美術館]
    高知県
    東京文化財研究所研究支援推進部 有期雇用職員(企画渉外係 事務補佐員)の募集 [東京文化財研究所]
    東京都
    宮崎県日之影町 地域おこし協力隊募集 [日之影町教育委員会(日之影町役場内)]
    宮崎県
    展覧会ランキング
    1
    国立科学博物館 | 東京都
    特別展「氷河期展 〜人類が見た4万年前の世界〜」
    開催中[あと39日]
    2025年7月12日(土)〜10月13日(月)
    2
    東京国立近代美術館 | 東京都
    ミュージアムで謎解きを ミュージアムラリー2025
    開催中[あと24日]
    2025年8月6日(水)〜9月28日(日)
    3
    東京国立博物館 | 東京都
    特別展「江戸☆大奥」
    開催中[あと17日]
    2025年7月19日(土)〜9月21日(日)
    4
    東京都美術館 | 東京都
    ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢
    開催まであと8日
    2025年9月12日(金)〜12月21日(日)
    5
    国立西洋美術館 | 東京都
    スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで
    開催中[あと24日]
    2025年7月1日(火)〜9月28日(日)