2019年5月24日(金)、東京・千代田区の国立公文書館で「紙に願いを ― 建白・請願の歴史 ―」のプレス向け内覧会が開催された。
明治時代を中心に建白・請願に関する制度の変遷や、建白書や請願書から、当時の人びとが紙にこめた願いを紹介する企画展。
同館には、板垣退助・江藤新平らが提出したことで知られる《民撰議院設立建白書》をはじめとした建白書や、大日本帝国憲法で国民の権利として規定された請願書に基づき、国民から政府に提出された請願書が所蔵されている。
展示は4章で構成され、日本初の公害として知られる足尾銅山鉱毒事件に関する資料も紹介。足尾銅山事件が大きく取り上げられた明治30年代を中心に、鉱毒事件と田中正造に関する資料も展示される。
また企画展開催中に、菅義偉官房長官が新元号発表で掲げていた、「令和(元号)の書」の複製も公開される。
「紙に願いを ― 建白・請願の歴史 ―」は国立公文書館で、2019年5月25日(土)~7月7日(日)まで開催。観覧料は無料。
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