令和2年春季展 おいしい赤膚焼

    八幡市立松花堂庭園・美術館 | 京都府

    奈良市西部に位置する五条山は別名を赤膚山といい、この地で焼かれた陶器は赤膚焼と呼ばれ愛され、現在も諸窯が盛業しています。  古来、赤膚山のある西ノ京の丘陵あたりでは瓦や土器、火鉢が生産されました。室町時代頃には、茶の湯に用いられる風炉(土風炉)が作られ、奈良風炉としてその名があります。 江戸時代、遠州七窯(大名茶人・小堀遠州が指導して好みのやきものを制作した七つの窯)のひとつに数えられ、茶陶とゆかりの深いやきものとして知られます。江戸時代後期、郡山藩主・柳沢保光(堯山)の後援を得て発展し、保光没後は一時不振をみますが、奥田木白の登場によって隆盛を迎えます。木白は楽焼をはじめ、瀬戸焼、萩焼、唐津焼、京焼などを研究し、作陶しました。「奈良絵」と呼ばれる大和絵風の絵付け茶陶は印象的です。心を和ませる温かみのある器は、東大寺や春日大社などの門前茶屋などでも親しまれてきました。 奈良は松花堂昭乗とゆかりの深い場所です。昭乗は奈良の春日に生まれたともいわれ、兄の元知は興福寺一乗院門跡に出仕しました。昭乗は若い頃、吉野山で修行したいと願っていました。それは叶いませんでしたが、晩年、隠居ののち江月和尚と共に吟行の旅にでています。 展覧会では、昭乗もあこがれた奈良の魅力を、赤膚焼を通してご紹介します。
    会期
    2020年3月14日(土)〜5月10日(日)
    会期終了
    開館時間
    【開園・開館時間】
    9:00~17:00(入館・入園は16:30まで)
    料金
    一般500円、学生400円、18歳以下無料(大学生をのぞく)
    休館日 月曜日(ただし、3月30日・4月6日・5月4日は開館)、5月7日(木)
    公式サイト https://www.yawata-bunka.jp/syokado/event/#ev547
    会場
    八幡市立松花堂庭園・美術館
    住所
    〒614-8077 京都府八幡市八幡女郎花43-1
    075-981-0010
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