足立美術館開館35周年記念　横山大観展

　横山大観は、1858年（明治元）茨城県水戸に生まれ、東京芸術大学を卒業後、岡倉天心が理想とした新しい日本画の想像をめざし日本美術院の創立に参加。以来、院展を舞台に活躍し、長く指導的な役割を果たした近代日本画壇を代表する作家です。 　本展では、足立美術館の大観コレクションの中から、出世作≪無我≫、絢爛豪華な屏風≪紅葉≫、海・山十題のうち≪曙色≫≪海潮四題・夏≫≪乾坤輝く≫≪龍躍る≫、晩年の≪風蕭々兮易水寒≫にいたる名作を厳選し、一堂に展観いたします。そのうち≪龍躍る≫は3年前に62年ぶりに発見され話題を呼びましたが、足立美術館の移動展としては、初めて公開されることになります。