開館記念特別展III「陶芸の現在、そして未来へ」

    兵庫陶芸美術館 | 兵庫県

     陶芸が個人の表現として芸術分野の一つと認識されるようになってから、一世紀あまりが過ぎようとしています。この間、多くの作家たちは、社会や美術の動向と連動しながら、一方では伝統的な技法を発展させることで新たな表現を生み出し、また一方では陶磁器に固有の素材や制作過程に注目することで表現の幅を広げてきました。  21世紀に入り、現代の陶芸のありようは、「土を素材とした現代造形の一つとして、陶芸がいかにしてその固有の意味と構造を持つことができるのか」という本質的な問いかけをあらためて必要としているように見えます。陶芸はあらゆるジャンルの壁を超えてもなお、現代美術の範疇では捉えきれない特殊性を持ち、また多くの作家がそのことを認識しているのです。  本展では、「土」を造形素材として選び、陶芸の新たな可能性を追求し続けている作家たちの中から、近年、特に活躍の目覚ましい5人の作家に出品を依頼し、新作を中心に展示することで未来につながる新たな陶芸のあり方を探ります。  出品作家は、板橋廣美(いたばしひろみ)、内田鋼一(うちだこういち)、小松 純(こまつじゅん)、戸田守宣(とだもりのぶ)、三輪和彦(みわかずひこ)の5人。いずれも自由な造形によって「土」という素材のもつあらゆる表情を引き出し、その創造の幅広さをダイナミックに表現している作家たちです。本展では、1人の作家がそれぞれ展示室1室すべての空間を使って展示をします。
    会期
    2006年6月10日(土)〜8月27日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~18:00
    7~8月の土・日曜日は9:30~18:00
    ※入館は17:30まで
    料金
    一般800円(700円)、大高生600円(500円)、中小生400円(300円) ※( )内は前売および20名以上の団体割引料金。 ※兵庫県内在住、在学の中小生はココロンカード持参で無料になります。 ※兵庫県内在住の65歳以上の方は半額になります。 ※障害のある方及びその介護者は半額になります。 ※17:00以降に観覧される場合は、夜間割引料金になります。(一般500円、大高生300円、中小生100円)
    休館日 毎週月曜日、ただし7月17日(月・祝)は開館、翌18日(火)休館
    会場
    兵庫陶芸美術館
    住所
    〒669-2135 兵庫県丹波篠山市今田町上立杭4
    079-597-3961
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