根付 ~江戸と現代を結ぶ造形~ 展

    三鷹市美術ギャラリー | 東京都

    根付(ねつけ)は、印籠や巾着などの持ち物を携帯する際に紐の先端に付け、帯にくぐらせ留具として用いる小さな彫刻(細工物)です。ポケットがない和装の時代には日常的な実用品であった根付ですが、意匠や細工が次第に洗練され、庶民文化が成熟する江戸後期に全盛期を迎えます。裕福な町人は素材の贅沢さや技巧の精密さ、洒脱で機知に富む意匠を競い合い、根付は装飾品であると同時にコレクターズアイテムとしての性格を強めていきます。しかし明治以降洋装化とともにその需要は衰え、欧米人によって美術工芸品として新たな価値を見いだされた根付は、その多くが海外へ流出しました。 こうして国内から消えてゆくかに見えた根付ですが、主に海外向けの輸出工芸品として存続し、戦後は研究会の発足や展覧会の開催など根付を再評価する動きが盛んになります。1970年代には作り手の側で大きな意識改革がおこり、伝統的な根付のコピーを制作する<職人>から、オリジナルな発想で独自の個性を発揮する<芸術家>へと移行していきます。 本展覧会では、「京都 清宗根付館」が所蔵する江戸から近代にかけての伝統的な根付と現代根付約300点をご紹介します。新しい素材や現代性を盛り込みながら今も息づくその魅力と、江戸と現代とつなぐ造形の妙をご堪能ください。
    会期
    2017年1月14日(土)〜3月20日(月)
    会期終了
    開館時間
    10:00~20:00(入館は19:30まで)
    ※企画展期間以外は変更となる場合があります
    料金
    会員=480円 一般=600円 65歳以上・学生(大・高)=300円
    中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料
    休館日 月曜日(3/20は開館)
    公式サイト http://mitaka.jpn.org/ticket/170114g/
    会場
    三鷹市美術ギャラリー
    住所
    〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORAL5F
    0422-79-0033
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