平成29年度冬季企画展「飛鳥の考古学2017」

    奈良文化財研究所 飛鳥資料館 | 奈良県

    飛鳥地域では、近年も継続的な発掘調査が続いています。小山田遺跡は、2016年度までの調査で古墳であることが確定し、牽牛子塚古墳では築造に際し、周辺の山を削り、谷を埋め立てるなど、大規模な土木工事を行っていたことがわかりました。「槻樹の広場」があったと考えられている飛鳥寺西方遺跡では、石組溝や石列、掘立柱建物など多くの遺構が見つかり、遺跡南部の土地利用のあり方が明らかとなってきました。飛鳥寺西方遺跡の南に位置する飛鳥京跡苑池では、南池の東側で門や建物が確認され、池に附属する施設の様相が徐々に判明しつつあります。 また、藤原宮跡では、大極殿院内庭の調査で大極殿南面の階段が確認され、朝堂院朝庭の調査で、大宝元年(701)の元日朝賀の際に幢幡を立てたとみられる柱穴が見つかるなど、大きな成果が挙がっています。さらに、藤原京右京九条二坊・三坊(瀬田遺跡)で行われた調査では、藤原京期の遺構の下から、弥生時代終わりの大型円形周溝墓が発見され、前方後円墳の成立過程を考える上で新たな資料が加わりました。 今回の展示では、これらの遺跡を中心に、2015・2016年度に飛鳥藤原地域で行われた発掘調査の成果を紹介します。 この冬は、発掘調査が明らかにした飛鳥の新発見をぜひお楽しみください。
    会期
    2018年1月26日(金)〜3月18日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:00~16:30(入館は16:00まで)
    料金
    個人 一般270(170)円/大学生 130円(60円)

    ※( )は20名以上の団体料金
    ※高校生及び18才未満、65歳以上(年齢のわかるものが必要)は無料
    休館日 月曜日休館(祝日と重なれば翌平日)
    公式サイト https://www.nabunken.go.jp/asuka/index.html
    会場
    奈良文化財研究所 飛鳥資料館
    住所
    〒634-0102 奈良県明日香村奥山601
    0744-54-3561
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