2015年9月18日(金)、JR東京駅の東京ステーションギャラリーで「『月映(つくはえ)』 田中恭吉・藤森静雄・恩地孝四郎」のプレス向け内覧会が開催された。
田中恭吉、藤森静雄、恩地孝四郎らによる木版画や詩をまとめた雑誌『月映』を紹介する企画展。
当時の画家たちにとって木版画による表現手段は主流ではなかったが、20代前半の美術学生だった三人は自画・自刻・機械刷りによる木版詩画集づくりに熱中。『月映』は東京駅が開業した1914年に発行され、わずか1年ほどで終刊になったが日本の版画史に足跡を残した。
展覧会では三人の出会い、公刊『月映』の準備期間に制作した限定の私家版『月映』、田中恭吉の死後発刊された萩原朔太郎の初めての詩集『月に吠える』(田中恭吉ペン画11点と恩地の木版画3点を収録)に関連する作品や資料など、約300点を展示する。
「『月映(つくはえ)』 田中恭吉・藤森静雄・恩地孝四郎」は東京ステーションギャラリーで、2015年9月19日(土)~11月3日(火)に開催。観覧料は一般 900円、高校・大学生 700円、中学生以下は無料。
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