
東京・墨田区のすみだ北斎美術館で、葛飾北斎が描いた橋を通して、すみだ地域の橋の歴史や構造なども紹介する展覧会が開催されている。
葛飾北斎は、各地の特徴ある橋を北斎なりの視点で捉えた「諸国名橋奇覧」や、夢の中で見た橋を一図にした「百橋一覧」など、橋をテーマにした作品を数多く描いている。
展覧会では「諸国名橋奇覧」全11点を前後期で展示。「冨嶽三十六景」シリーズからも「御厩河岸より両国橋夕陽見」などを展示し、北斎とその門人が描いた橋が一堂に会する。
また、隅田川をはじめ大小さまざまの川がある、すみだ地域の橋を多角的に分析。北斎が生きた時代の橋以降の変遷を絵葉書、図面、立体物など、幅広い資料で紹介する。出展総数は206点(前後期通して)。
「北斎の橋 すみだの橋」は、すみだ北斎美術館で、前期展が10月8日(月・祝)まで、後期展が10月10日(水)~11月4日(日)に開催(前後期で展示替え)。観覧料は一般 1,200円など。毎週月曜日は休館(祝日の場合は翌平日)。
関連イベントとして、9月22日(土)には担当学芸員による解説を交えつつ隅田川の橋をまわるツアー「学芸員と步く隅田川の橋めぐり」も開催される(定員20名・事前申込制・先着順)。
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すみだ北斎美術館 公式サイト