東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区/構成機関:公益財団法人日本デザイン振興会、公益社団法人日本グラフィックデザイン協会、多摩美術大学 TUB)は、東京ミッドタウン・デザインハブ第102回企画展「公民館のしあさってはデザインのしあさって!?~ Work in progress ~ 」を2023年3月3日(金)から3月31日(金)まで開催します。
■公民館とデザイン
「公民館」とは、地域住民のために社会教育を推進する拠点施設のこと。現在日本全国に8万館以上あるといわれている*公民館は、地域住民の各種交流活動の場を超えて、社会の要請に対応して多様な住民全体が集える、地域社会のためのサービスを総合的に提供する拠点としても期待されています。一方、近年のデザインにおいても、大多数に向けた経済活動に寄与するデザインだけでなく、地域の中で課題を抱える少数を包摂する社会デザインの取り組みが注目されています。
このような状況の中、本展では、戦後まもなく地域に根ざした社会教育の場として始まった公民館のコンセプトと役割をひもとくとともに、現在各地で活動する公民館とデザイナーへの取材を通して双方の視点から「公」について掘り下げ、共通項を見いだし、私たちが暮らす社会の未来を思索する展覧会です。
*公民館のしあさって・プロジェクト調べ。
公立公民館 約1.4万館+自治公民館 約7万館
文部科学省 https://www.mext.go.jp/a_menu/01_l/08052911/001.htm より