常設に金山平三記念室があるのは知っており、風景画の印象でしたが、この画家の作品の寄贈が現美術館の前身、兵庫県立近代美術館(公立美術館として日本で二番目の)設立のきっかけだったとは初めて知りました。時系列でなく様々な側面から画家像と作品を紹介する思った以上に面白い展覧会でした。豊富なアーカイブが展示されていたのも大変興味深く絵画と併せて見ました。風景画のイメージが強かったが、滞仏時代の師黒田清輝風の作品や、溢れんばかりの美しい花々を描いた静物画、特に花の絵が並んだ一面は本当に驚きました。こんな絵も描いていたんだと。風景画は今見てもすーっと入ってきて全く古びてないなぁ。あんまり知られてないけれど、無料観覧日もあるのでこんな作家にこそ出かけたいなぁ