1万5千年以上前の日本列島に生まれた「縄文」は、造形美と豊かな精神性を内包し花開きました。自然に依拠し豊かな精神性を内包した争いのない時代、自然と共に生き、縄文文様には生死再生、大地に生命満ち溢れますようにという祈りが込められています。窯のない野炉で、太陽と風と火の力によって土器・土偶を焼き上げる「縄文野焼き」は、大地に抱かれて生きる縄文スピリットの真髄そのもの。猪風来美術館は開館以来20年にわたり現代縄文創作作品の展示や縄文スピリットを伝える陶芸教室や縄文野焼き祭りを開催、以来縄文の炎は多くの方々の熱い想いを内包して燃え続けてきました。当日は縄文の心と技を学び、命と魂の縄文造形・縄文文様を施した作品を皆で焼き上げます。
縄文の炎・縄文の音~魂の縄文ビックバン
中国山地の山あいに立ち昇る縄文野焼きの炎と、縄文鼓の音の波動
それは古来縄文の魂を今の世に蘇らせ未来を拓いていく狼煙!
縄文造形家・猪風来の縄文の炎と、世界的パーカッションニスト土取利行の打ち鳴らす縄文鼓の響きが連動し縄文世界のるつぼが出現!
21世紀の現代芸術シーンに大スパークする二人の縄文パイオニアが響きあう。
現代縄文造形芸術の創始者であり縄文野焼き技法の第一人者である猪風来と、古代音楽の豊饒な世界を現代に蘇らせ、縄文鼓を復活 “縄文の音”を世界に響かせる土取利行。両者が14年ぶりに相まみえる超時空間が新見市法曽の山中に出現する。
“縄文の炎”と“縄文の音”は母なる大地から派生する精気霊気を湧き立たせ、古来一万年の縄文の息吹を蘇らせ、未来一万年を視野にした縄文新時代の扉を開き、魂が覚醒する縄文ビックバンが起こるだろう。縄文の美と音と真理を探究する二人の巨人と共に、その場に居合わせた人々と山海草木虫鳥獣魚人、母なる大地のすべての生命と魂を共振させ心を浄化する根源力を体感するでしょう。