国立公文書館特別展「再建日本の出発－1947年5月　日本国憲法の施行－」

　日本国憲法の制定過程として、昭和20年10月に設置された憲法問題調査委員会（松本委員会）の議事録、昭和21年2月26日の閣議配付資料として保存されてきたマッカーサー憲法草案（外務省訳）、6月から10月にかけて審議された帝国議会における修正が記入された憲法改正案、などを。新憲法制定に伴う諸施策として、日本国憲法公布に際しての政府声明に掲げられた項目から、民法と刑法の改正、義務教育年限の延長、行政改革（内務省の廃止、官吏服務紀律の改正など）、地方自治（首長公選制の成立、地方自治法の制定など）、経済再建（第1回経済白書など）、労働基準法の制定などを取り上げてその立案・制定の動きを当館の所蔵資料でご覧いただきます。