特別展「写真と絵で見る大阪　～戦前・戦後・そして今～」

　大阪は商工業の街として発展し、大正末期から昭和初期にかけては「大大阪」と呼ばれるまでになりましたが、第二次世界大戦末期の度重なる空襲により街は焼け野原となりました。終戦後、高度経済成長とともに次々と新しいビルが建設され、街の風景も大きく様変わりしました。同時に戦争を体験された方々も次第に少なくなり、戦争の記憶が忘れ去られつつあります。 　今回、戦前・戦後の大阪府内の街の様子がうかがえる写真や絵と、同じ場所で撮影した現在の写真を並べて展示します。この二つを見比べることにより、戦前・戦後の市民生活や空襲による被害の様子を知り、現在までの時代の移り変わりについて考える機会とします。