谷内六郎展 想い出の散歩

    高崎市美術館 | 群馬県

     谷内六郎は、1921(大正10)年、東京、恵比寿に生まれました。少年時代から新聞や雑誌にカットを投稿し、たびたび入選します。一方、幼い頃から喘息で悩み、17歳で千葉県御宿町に、29歳で国立熱海病院に療養生活を送ります。御宿では古い街並や海岸をスケッチして後の制作の題材を作り、熱海の闘病生活でも筆を離さず入院生活に取材した一連の制作を続けました。この間漫画連載、図案の内職、看板やチラシ描きで生活し、1955(昭和30)年、34歳で《いってしまった子》が第1回文藝春秋漫画賞を受賞。清新なデビューを飾ります。そして翌年『週刊新潮』の創刊と同時に表紙絵を担当します。この『週刊新潮』の顔ともいえる舞台で、谷内六郎は人々を魅了してやまない作品を発表し続けました。そして1981(昭和56)年、急性心不全で逝去するまでの26年間、59歳まで休むことはありませんでした。心に残る幼い日の情景や、すがすがしい季節の折々をすくうような表紙絵の総点数は、1336点に及びました。  本展では、ご遺族より横須賀美術館・谷内六郎館に寄贈された《週刊新潮 表紙絵》の中から四季をテーマに約80点を選び紹介し、「表紙の言葉」と名づけられた作家による解説文も併せて紹介します。また油彩による絵本原画『海と風船』も公開するほか、ゆかりの地である横川、裏妙義を描く初公開作品も含め約100点を展示します。あるとき誰もがどこかで出会う、ささやくような懐かしい日々。もう一度ふりかえって、耳を澄ますようにその絵の前に立ちませんか?
    会期
    2009年9月9日(水)〜11月8日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~18:00(金曜日は20:00まで)
    ※入館は閉館の30分前まで
    料金
    一般:500円(400円)/大高生:300円(250円)/中小生:200円(150円) ※( )内は20名以上の団体料金 ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害保険福祉手帳の交付を受けた方および付き添いの方1名、65歳以上の方、小中学生、未就学児は無料
    休館日 月曜日・祝日の翌日(会期中は9/14、24、28、10/5、13、19、26、11/2、4)
    会場
    高崎市美術館
    住所
    〒370-0849 群馬県高崎市八島町110-27
    027-324-6125
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