パウル・クレー だれにも ないしょ。

    兵庫県立美術館 | 兵庫県

    どこまでも謎めいていること―。スイス出身のパウル・クレー(1879-1940)ほど、「秘密」を愛した近現代の画家はいないといっても過言ではないでしょう。パズルのピースを思わせる断片的な作品の姿は、それらがつながったときに現れるであろう全体や、どこかたわいない遊びを感じさせます。  近年の研究により、例えば作品の下塗りの層や裏側に、もうひとつ別のメージを意図的に“埋蔵” するなど、この画家が仕掛けた密やかな暗号の全貌が、明らかになりつつあります。  クレーは日本でも高い人気があり、これまでも充実した個展が開催されてきました。それらの成果を踏まえ、本展ではクレーが何を描き、どうスタイルを展開させ、どのような手順で作品を作ったかという紹介をするとともに、クレーの謎を正面から考えます。キーワードは「秘密」。謎解きだけではなく、常にミステリアスな気配をまとうクレーの思考と感性に分け入ることも目指します。そのため本展では、時系列ではなく、6 つのテーマで構成します。  質・量ともに、クレー作品の重要なコレクションを擁するベルンのパウル・クレー・センターおよび遺族コレクションの全面的な協力を得て、日本初公開31 点、国内のコレクションを含む110 点あまりを展示。親しげで深いクレーの世界を通じ、見る人それぞれが心に秘めた原景を呼びさまされる、得がたい機会となることでしょう。
    会期
    2015年9月19日(土)〜11月23日(月)
    会期終了
    開館時間
    10:00~18:00 (特別展開催中の金曜日と土曜日は20:00まで)
    ※入場は閉館の30分前まで
    料金
    一般 1,400(1,200)円/大学生 1,000(800)円/高校生・65歳以上 700(600)円/中学生以下 無料
    ※障がいのある方とその介護の方1名は各当日料金の半額(65歳以上を除く)
    ※割引を受けられる方は、証明できるものを持参のうえ、会期中に美術館窓口で入場券をお買い求めください。
    ※県美プレミアム展の観覧には別途観覧料金が必要です。
    (本展とあわせて観覧される場合は割引あり)
    休館日 毎週月曜日(ただし9月21日、10月12日、11月23日は開館、 9月24日(木)、10月13日(火)は休館)
    公式サイト http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1509/index.html
    会場
    兵庫県立美術館
    住所
    〒651-0073 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 (HAT神戸内)
    078-262-1011
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