あみきをほどく

    家庭用編み機の展覧会

    世田谷文化生活情報センター 生活工房 | 東京都

    〽母さんは 夜なべをして 手袋編んでくれた ──『かあさんの歌』(作詞・作曲:窪田聡)。1956年7月10日発行の『うたごえ新聞』で発表 完成までに多くの時間がかかる手編みは、手芸のなかでもとくに人の想いがこもるモノとして語られてきました。母親が夜なべした手袋は、その典型です。これに対して、戦後に普及した「家庭用編み機」(家庭機)は、誰でも早く簡単に、きれいに編めることが目指されたプロダクトです。 家庭機は、1950年代後半から60年代にかけて流行しました。最盛期には年間100万台が生産されており、花嫁道具としても売り出されています。ミシンと並ぶ定番の家庭用品であり、またニット製品を量産するための仕事道具でもありました。しかし既製服が一般化すると、編み物は「作るもの」から「買うもの」へ、「家事」から「趣味」へとシフトしていきます。やがて家庭機は、徐々にその姿を消していきました。 本展では、各時代の家庭機や編み物、雑誌等の資料を糸口に、この家庭用品を中心に編成された「暮らし」と「編むこと」の関わりを辿ります。あわせて現在も家庭機を使用するニッターの作品も紹介。1923年に萩原まさが考案してはや100年、長らく忘れられてきた家庭用編み機の可能性を再考します。
    会期
    2023年10月31日(火)〜2024年1月21日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:00~21:00
    料金
    入場無料
    休館日 祝日をのぞく月曜休み ※11月5日(日)は設備点検、12月29日(金)~1月3日(水)は年末年始のため休室
    観覧時間の目安 ~60分
    公式サイト https://www.setagaya-ldc.net/program/580/
    会場
    世田谷文化生活情報センター 生活工房
    住所
    〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー
    03-5432-1543
    おすすめレポート
    学芸員募集
    松山市立子規記念博物館 学芸員募集中! [松山市立子規記念博物館]
    愛媛県
    東山旧岸邸 正社員・契約社員 募集! [東山旧岸邸]
    静岡県
    学芸員(歴史)募集/R8.4.1採用/八戸市役所 [八戸市役所]
    青森県
    東京国立博物館アソシエイトフェロー(博物館教育)募集 [東京国立博物館(台東区上野公園13-9)]
    東京都
    国⽴国際美術館 研究補佐員(教育普及室)募集 [国立美術館]
    大阪府
    展覧会ランキング
    1
    国立西洋美術館 | 東京都
    西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで
    開催中[あと28日]
    2025年3月11日(火)〜6月8日(日)
    2
    アーティゾン美術館 | 東京都
    クロード・モネ -風景への問いかけ
    開催まであと272日
    2026年2月7日(土)〜5月24日(日)
    3
    東京国立博物館 | 東京都
    イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~
    開催中[あと84日]
    2025年3月25日(火)〜8月3日(日)
    4
    TOKYO NODE | 東京都
    デザインあ展 neo
    開催中[あと135日]
    2025年4月18日(金)〜9月23日(火)
    5
    東京都美術館 | 東京都
    ミロ展
    開催中[あと56日]
    2025年3月1日(土)〜7月6日(日)