松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界―反復と増殖―

    京都市京セラ美術館 | 京都府

    世界的前衛芸術家・草間彌生(1929~)の版画の世界をご紹介する展覧会です。 草間彌生は1993年第45回ヴェネチア・ビエンナーレにおいて、日本を代表する作家として世界の舞台へと立ちますが、その前段で積極的に版画制作に取り組んだことも、現在の評価につながる大きな原動力となりました。 草間彌生は1979年に版画作品を初めて発表します。そこには米国から帰国後の死や苦悩をテーマにした作品とは対照的に、華やかなモチーフが色彩豊かに表現されています。それまでの抽象的な表現に加え、具体的なモチーフが色彩豊かに表現されています。南瓜、ドレス、葡萄、花や蝶など日常的なモチーフが網目や水玉で構成され、明瞭な色彩をまといます。網目や水玉の増殖が創作活動の根幹にあった草間と、複製芸術である版画は必然的に出合ったと言っても過言ではないでしょう。 近年は、富士山を主題に浮世絵の木版画の技法を用いた連作や、モノクロームの大型シルクスクリーン作品「愛はとこしえ」シリーズなど、特徴的な作品を発表しています。 本展覧会では、世界最大の草間コレクションを誇る草間彌生の故郷・長野県松本市にある松本市美術館が所蔵する340点にも及ぶ版画作品から厳選した作品に作家蔵の作品を加え、草間彌生の版画芸術の魅力と軌跡を展観します。
    会期
    2025年4月25日(金)〜9月7日(日)
    開催中[あと38日]
    開館時間
    10:00~18:00(最終入場は17:30まで)
    休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)
    公式サイト https://yayoikusamahanga.exhibit.jp/
    会場
    京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ
    住所
    〒606-8344 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
    075-771-4334
    松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界―反復と増殖―のレポート
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    前衛芸術家として世界的に名高い草間彌生(1929年~)の版画の世界を紹介する展覧会。約330点を前期と後期で全て入れ替えるという大規模版画展です。
    初期作品から2000年代の版画活動が6章で構成されています。各章が草間作品の本質に迫るパワーとエネルギーに満ち溢れた展示内容です。
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