ドラマとポエジーの画家 和田義彦展

渋谷区立松濤美術館 | 東京都

 和田義彦は現在、渋谷区在住の油彩画家として活躍しています。彼は1940年に三重県海山町に生まれ、その後、愛媛県立旭丘高校美術課程を経て、1959年、東京藝術大学油絵科に入学しました。1964年に初の個展を開催し、翌年の第39回国画会に初入選をして画家としてデヴューしました。和田は1970年に国画会会員に推挙され、翌年から6年にわたってイタリア政府給費留学生としてローマに滞在します。主に、ローマ中央修復学校で、イタリア個展絵画の模写研究を行ったほか、スペインでも模写を通して西洋古典技法をしっかりと身につけました。  帰国後、和田は国画会や個展で制作発表を続けてゆきます。2002年に「想」により安田火災東郷青児美術館大賞を受賞するなど、現在最も活躍している作家の一人です。近年はアジアにも目を向け、絶えず表現の可能性を押し広げながら意欲的に絵画表現を展開しています。  街やカフェにたむろする男女の何気ない日常の風景のなかに潜む癒しがたい孤独と空虚感。環状をむき出しにしたグロテスクな醜い人物群の表情は、人間心理の奥底に潜む様々な欲望をあばきだしています。誰もいない広場や彫像、犬などの作者の記憶によって呼び覚まされる様々なイメージは不安、恐怖、悲しみなど人間存在の根源的な感情を喚起させます。その絵画には不条理、虚と実、エロス、生と死といったテーマが激しくドラマチックにあるいは哀切に詩情を湛えて表現されています。  本展は初期から現在までの油彩画、テンペラ画に加えて、水彩、素描、挿絵原画、模写など80余点で和田義彦の絵画世界を紹介します。
会期
2005年8月2日(Tu)〜9月19日(Mo)
会期終了
開館時間
特別展期間中:午前10時~午後6時(金曜のみ午後8時まで)
公募展・小中学生絵画展・サロン展期間中:午前9時~午後5時
最終入館はいずれも閉館30分前までです。
料金
一般300円(240円)、小中学生100円(80円) ※( )内は10名以上の団体料金、60歳以上の方および障害者の方は入館無料、毎週土曜日は小中学生無料
休館日
毎週月曜日(ただし9月19日(月)は開館)
会場
渋谷区立松濤美術館
住所
〒150-0046 東京都渋谷区松濤2-14-14
03-3465-9421
ドラマとポエジーの画家 和田義彦展
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