世界最高水準の江戸のモノづくり技術を紹介

    夢大からくり展 -田中久重と江戸職人の科学技術-

    【2025年度中まで全館休館予定】東京都江戸東京博物館 | 東京都

     アメリカ奇術協会某マジシャンのコレクションに加えられていた「文字書き人形」の発見は、1992年にその一報がつたえられ、「日本からくり研究会」による12年の交渉を経て、2004年11月、日本へ里帰りすることができました。同年12月より修復プロジェクトが立ち上げられ、2005年11月その完全修復作業を終え、このたびの展覧会を開催する運びとなりました。  江戸時代の鎖国下の日本において、世界でもまれに見る、優れた「からくり」が製作されていました。その製作の代表的な人物が、現在の株式会社東芝の創業者「からくり儀右衛門」こと田中久重(1799~1881)でした。この田中久重が製作した「文字書き人形」は精巧なカムの働きにより、生けるがごとく見事な筆遣いで「寿、松、竹、梅」の漢字を流暢に書くことができます。世界で文字や絵を書く人形は5体ほど現存していますが、この「文字書き人形」の動きは、他に例をみないものです。  本展では、田中久重作「文字書き人形」や「弓射り童子」を含む、そのほかの未公開からくり人形40体、個人コレクターによる秘蔵の未公開時計コレクション、江戸時代のからくり師達による珍しい科学機器など、本展限り二度と公開されない名品の数々約200点が勢ぞろいします。一部のからくりについては会期中実演を行ない、現代の「技術大国日本」の礎ともなっている、江戸時代の職人のハイレベルな科学技術を紹介します。
    会期
    2006年1月2日(月)〜2月5日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:30
    ※入館は閉館の30分前まで。
    料金
    一般600(480)円、大学・専門学校生480(380)円、中学生(都外)・高校生・65歳以上300(240)円、小学生・中学生(都内)無料 ※( )内は20名以上の団体料金、いずれも消費税込 ※次の場合は本展覧会観覧料が無料です。未就学児童、身体障害者手帳・愛の手帳などの交付を受けている方、およびその付き添い者(2名まで)。
    休館日 毎週月曜日(ただし1月2日、9日、16日は開館)
    会場
    【2025年度中まで全館休館予定】東京都江戸東京博物館
    住所
    〒130-0015 東京都墨田区横網1-4-1
    03-3626-9974(代表)
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