ヴィクトリア アンド アルバート美術館所蔵　初公開　浮世絵名品展

しかしこのたび専門的な学術調査により、V&A美術館の浮世絵コレクションが、他にあまり例をみないユニークな内容であることが確認されました。本展では、その中から初公開作品を含む優品約170点を選び抜き、世界に先がけて紹介いたします。歌麿、北斎、広重、国芳など、再び海を越えてイギリスから日本へと里帰りした巨匠たちの作品をお楽しみください。 ＜V&A美術館の浮世絵コレクション 　　－2万5000点を誇る世界有数のコレクション＞ 　イギリスのロンドンにあるV&A美術館は、かのヴィクトリア女王の夫君、アルバート公によって1852年に設立された、イギリスの優れた美術工芸やデザインを奨励する国立の装飾美術館です。そのコレクションは、ヨーロッパのみならず、世界各国のさまざまな美術品・工芸品が400万点も集められており、その歴史の深さ、また一日でまわることのできない広大な展示スペースもあわせて、世界各国で広くその名が知られています。 　そのV&A美術館には、約2万5000点を超える世界的に見ても有数な浮世絵コレクションが保管されています。そのコレクションの多くは19世紀後半から20世紀初頭という、日本美術が欧米でブームとなった時期に収集されました。現在では浮世絵の常設展示室も設置され、日本文化に関心を持つイギリスの人々にその素晴らしさを伝え続けています。