冷泉家 王朝の和歌守(うたもり)展

    東京都美術館 | 東京都

     和歌は長期にわたり日本文芸の首座を占めつづけてきました。なかでも天皇や院の命で編まれる勅撰和歌集は宮廷文化の華であり、その撰者になることは、歌人にとってこのうえない名誉でした。  冷泉家は、平安時代末期から三代続けて勅撰撰者となった藤原俊成、定家、為家を祖にもち、歴代が宮廷や武家の歌道師範をつとめた家柄です。京都御所にほど近い、現存最古の公家邸宅である同家の蔵には、800年の伝統のなかで集積されてきた勅撰集、私家集(個人の歌集)、歌学書、古記録などが奇跡的に現在まで継承され、いまなお「歌の家」として尊崇を集めています。  それらの書物は、将来にわたる保存継承のため、昭和56年(1981)に財団法人冷泉家時雨亭文庫に移管され、調査と並行して平成4年(1992)から「冷泉家時雨亭叢書」として写真版複製の刊行がなされてきました。このたび全84巻の叢書が完結したのを機に、冷泉家が守り伝えてきた貴重な典籍、古文書類、宸翰(天皇の書)を披露いたします。藤原俊成自筆『古来風躰抄』、定家筆『古今和歌集 嘉禄二年本』、定家自筆の日記『明月記』など国宝五件、重要文化財を中心に約500点をはじめて一堂に公開する大変貴重な機会です。  東京展会期中には、冷泉家に伝わる七夕の伝統行事「乞巧奠(きっこうてん)」を東京で初公開します。 ○「乞巧奠(きっこうてん)」は旧暦7月7日に同家の庭で行われ、蹴鞠、雅楽、和歌などの技芸を手向け、技が巧みになるよう祈る歌会の儀式です。 巡回展 京都文化博物館 2010年4月17日(土)~6月6日(日)
    会期
    2009年10月24日(土)〜12月20日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:30
    料金
    一般:1400円(1200円/1100円)、学生:1200円(1000円/900円)、高校生:650円(550円/500円)、65歳以上:700円(600円/550円) ※中学生以下は無料 ※( )内は前売/20名以上の団体料金 ※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添いの方(1名まで)は無料
    休館日 月曜日(ただし11月23日は開室、11月24日は休室)
    公式サイト http://www.asahi.com/reizei/
    会場
    東京都美術館
    住所
    〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
    03-3823-6921
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