岡部嶺男 火に生き 土に生き 展

    菊池寛実記念 智美術館 | 東京都

    岡部嶺男(おかべ みねお)は、1919年(大正8)、瀬戸の窯業の中心地であった窯神山(かまがみやま)に、加藤唐九郎の長男として生まれました。幼い頃から陶器づくりを身近に見て育ち、十代の頃にはすぐれた才能を発揮しますが、陶芸家として作家活動を始めたのは、第二次世界大戦が終結し復員した、1947年(昭和22)以降のことです。岡部が手がけた技法は幅広く、黄瀬戸、瀬戸黒、志野、織部をはじめ、「古瀬戸」と称する灰釉、鉄釉、飴釉、さらには青瓷や天目など多岐にわたり、これら伝統の技法や形式を手がかりに自身の感性を表現した新たな造形は、発表時から高い評価を得ました。  ―陶器は本来、具象的な表現には適していない。本質的にみて音楽がそうであるように、陶器も具象的な表現の世界と異質な分野により深い可能性があるように思う― とは、音楽が好きだった岡部の陶芸芸術論です。岡部は、音で構成する音楽が持つ「抽象的な芸術の強さ」を、土や釉薬のマチエールに求めて陶器の芸術性を追求したのです。本展では、織部、灰釉、青瓷など、それぞれの代表作を含めた65点余の作品により、陶芸の普遍的な魅力をお楽しみいただきます。  ※会期中、展示替えがございます。
    会期
    2014年10月11日(土)〜2015年1月12日(月)
    会期終了
    開館時間
    11:00~18:00(最終入館は17:30)
    料金
    一般1,000円、大学生800円、小・中・高生500円
    ※未就学児は無料
    ※障害者手帳をご提示の方、およびその介護者1名は無料となります。
    休館日 月曜日休館 ただし10月13日(月祝)、11月3日(月祝)、11月24日(月休)は開館、10月14日(火)、11月4日(火)、11月25日(火)は休館
    公式サイト http://www.musee-tomo.or.jp/exhibition.html
    会場
    菊池寛実記念 智美術館
    住所
    〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-35 西久保ビル
    03-5733-5131
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